このレビューはネタバレを含みます
念願のシネマアイリスにて。
貸切!うれしい!
映画祭に来たのに面白い映画なくって、こちらまできてしまった。
全く映画熱心なひとみたいでやだなあ。
フローレンスの気持ちがよくわかる気がしてしまって、エドワードのだめだめさに苛つくのは、私が女だからなのか?
そうやって書いて、男女の話になると必ず自分の性別を気にしてしまうの癖なのかも。と気づいた。やだなあ。
70年代での回想のシーンで終わってくれないところがこの映画のミソだなあっておもう。つぐないのときみたいに。
イアン・マキューアンはタラレバがお好きなのかしら?
フローレンスはエドワードのことが好きだったし、ふたりの関係を不安におもっていたし、好きだからこそエドワードにそのことで嫌われることもこわかったとおもう。それはその時の本当のことだった、けど、その後彼女はエドワードじゃなくてチャーリーと結婚して出産もするし彼女がエドワードと付き合っていた時に話していた夢も実現させていく。
その反面、エドワードはたぶん結婚しないでずっとフローレンスを引きずってる。
女ってそんなすっぱりきっぱりなのか!ってレビューをいくつか見たけどきっとちがうよ、っておもう。
フローレンスだって、エドワードとの関係に傷ついたし引きずってるとおもうよ。
あの日、エドワードは幼かった。後からあの時の正解がわかることがこの先の人生に多くあるとしたら私は悔しくて死んでしまいそうだ。