このレビューはネタバレを含みます
幼いがゆえのすれ違い。
老年になってからの再会に、ガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」を思い出す。
いつの時代でも、性におけるパートナー間の価値観の不一致は普遍的なテーマで…
新郎側にしてみれば、交際中ずっと彼女からお預けを食らっていたけれど、やっと結婚出来て幸せだと思っていた新婚初夜に、こんな仕打ちを花嫁からされたらやっぱり耐えられないだろうし…
一方、新婦は威圧的な父との幼少期の思い出からSEXに対して嫌悪感や恐怖を抱いていて。
運悪く新郎は経験も少なくて。
救いはチャック・ベリーが”Bouncing”
な事かな…彼女の娘の言っていたように。