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希望の灯りのumakoronのレビュー・感想・評価

希望の灯り(2018年製作の映画)
3.5
ある青年の日常

場面は彼の職場の
大型スーパー

自分ではない
誰かのとりとめのない日常を
のぞき見るような
小説の中の世界のような作品

一見地味で
なんでもない青年と
その周りを取り囲む
こちらも良い意味で普通な人たちの
日常を切り取ることで
親近感と同調性を生んでいる

画面が暗く
テンポも遅い
実にヨーロッパらしい映画

日常に潜む
多くのことを淡々と描きつつ
悩んでいるのはあなただけでないと
投げかけてくる
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