希望の灯りの作品情報・感想・評価

上映館(1館)

「希望の灯り」に投稿された感想・評価

kotobuki

kotobukiの感想・評価

3.5
音楽と生活音に感情が載っかってる。
フォークリフトが優しい人に思えて来る。
絡まったり、緩まったりしながら少しずつ解けて行く皆んなの心にホッとした。
日常の音が楽しくなりそう。
KazeShingo

KazeShingoの感想・評価

4.2
旧東ドイツのスーパーマーケットで主人公クリスティアンが職を得るとこから映画は始まる。

孤独なクリスティアン目線で同僚マリオンへの恋心を織り込んでスーパーマーケット日常が淡々と描かれて行く。

職場の上役ブルーノはぶっきらぼうだが決して冷淡ではなく、実は人間味があって、温かく優しくしてくれる。

誰もが問題を抱え、孤独に悩み、そして懸命に生きている。
そんな切ない情感がひしひしと伝わる確かな映画だと思いました。
ISEYA

ISEYAの感想・評価

2.5
可+♪
淡々というか、だらだら…
人生は続く。
淡々としているが、よくある何かの真似ではない監督のまなざしがあって素敵な作品だった。

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観た、ギンレイホール素晴らしい、相変わらずよくこんないい映画を見つけてくるよなあ、感心する、淡々と進むのにダレない、無駄なシーンがない、主人公が無口なんで余計に研ぎ澄まされてる感じがするなあ、もうとにかくね、旧東ドイツの香りが漂うもの素晴らしいし、みんな働いている!って感じがね、まあいくら好きだからと言っていきなり家に上がり込んでしまう主人公はちょっとサイコパス感はあるがまあそこはいいやつということで、しかし教育係が自殺とは、やっぱり色々闇を抱えていたのかなあ、もうね、シーンとドイツ語がビシッと合うのよ、ほんとに、これ映画館で観れて本当に良かったよ
おすすめされて鑑賞。いや、予想以上に素晴らしい作品だった。
スーパーでの当たり前の日常を描いた作品なんだけど人それぞれ悩みがあったりドイツの東西統一などの歴史的背景な要素も入っていてそこはさすがドイツだなあと思った。フォークリフトの操作に苦戦する主人公がいちいちなんだか可愛いし、先輩ブルーノはうまくサボったりしてるけど根は優しくてなんだか憎めないやつ。
仕事場の人はみんな優しいし仲がいい。仕事が終わったら一杯飲めば世界はバラ色になるさ!ってセリフが一番好きかも。今日本は台風とか色々自然災害があって大変だけど当たり前の日常って素晴らしいね。久しぶりに映画を観て癒されたかもしれない。

日々あたりまえの日常に感謝する気持ちを教えてくれた良き作品でした。
とまと

とまとの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽が渋くて映画をより素敵にしてた。

ラストを見るまで全く気付かなかったけど、気にも留めないくらいの伏線が散りばめられていたみたい。
多分見れば見るほど好きになりそう。
勝手な解釈で合ってるか分からないけど、比喩も感じた。
スーパーと水槽、トラックと魚とブルーノ。
ラストでこうやって大海に思い焦がれていたんだと思うと切ない。
大型冷凍庫をシベリアと表現するの好き。


ちなみに、綺麗に描いてるけどあの行為はストーカーだと思う。笑
ものすごい地味で退屈なシーンだらけなのだけど嫌いじゃない。繰り返される日常シーンが現実的で、何か日曜のノンフィクション観てる感覚。生きて〜る生きている〜

このレビューはネタバレを含みます

『夜の時間へようこそ』

深夜、買い物客が消え、ところどころ灯りの灯った暗く広いコストコの店内が、小宇宙と化していく。

悠然とG線上のアリアを店内に流し、眺め渡す初老の店長。

身体にタトゥーを刻んだ無口な男、クリスティアン。
彼が試用期間を過ごす大型スーパーマーケット内の小宇宙を描く。

スローモーションで通り過ぎるフォークリフト車、深夜から明け方の働く人間達の人生模様。

無骨だが頼り甲斐のある先輩、ブルーノに手引きされ、この小宇宙に順応していくクリスティアン。

既婚女性のマリオンに恋をし、まかり間違えばストーカー&犯罪行為をしかねないクリスティアンにハラハラする。

しかし、実際に何かを起こす男は実はブルーノであった。

職場というのは、一つの閉じられた社会である。
そこには気の合う人も、合わない人も、善人も悪人も敵も味方も、同じ割合で存在する社会の縮図であるという人もいる。

毎日顔を合わせているが、その人がどのような悩みを抱えているか、何を考えているかなんて知る由もない。

ただクリスティアンが言うように、まるで働く人達は夜深い休息を取り、朝には家に戻ってくるかのようだ。

孤独に生きるクリスティアンにとって、職場が家となり、寝に戻る孤独な部屋が仮住まいのように感じられるのは、納得できる。

たしかにマリオンは既婚者である。
しかし、クリスティアンがルールを守っている限り、彼女と同じ『家』に住み続け、一緒に時間を過ごせる事実は、変わらないのである。

ブルーノは『海の部屋』の魚達を、「買われるまでここで泳ぎ続けるんだ」と表現していた。
そして、クリスティアンに出会った時から、縛り紐を「役に立つ」と言って収集していたのである。
フォークリフトが降りる音に、波の音を感じていたブルーノ。

彼にとっては、コストコの日常は、狭い水槽であり、日常からの解放は、大海原に解き放たれるかのような感覚を持っていたのかもしれない。

渋い。それにしても渋すぎて唸らされるカットや音楽の連続。

玄人好みの逸品映画、という感想でございました( ̄ー ̄)✨
>|