ハリス56号

空母いぶきのハリス56号のレビュー・感想・評価

空母いぶき(2019年製作の映画)
3.7
原作と違い過ぎる?
それが何か?

私は原作のファンでもありますが、とても楽しめました。そもそもこの作品は、漫画だと表現可能な内容も奥行きも描写も戦闘も、全てを詰め込んで実写化するなんて不可能って事ぐらい見る前から分かってる訳で…

確かに、ジャパニーズCGは相変わらず何故だか迫力に欠けたり、ラストは強引だったり、政治パートに緊張感が皆無だったり、と評価低い理由は良く分かる。

ただこの作品は、海自(一部空自)の海上戦闘がメインで、そこに専守防衛に悩んだり悩まなかったり、西島秀俊の大根サイコパスにヒヤッとしたり、高嶋政宏の狂気にハラハラしたり、「総員衝撃に備えよ〜」にグッとチカラ入ったり、関西弁の「いてまえ〜」にイラッとしたり、中井貴一パートの不要感、ってのがとても楽しかった。

結局、「思ってたよりも…」の思い次第で評価が分かれる作品だと思う。なので、思いっきりハードルを下げて見るとホントに楽しい時間が過ごせます❤︎
ハリス56号

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