未来を乗り換えた男の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

上映館(9館)

「未来を乗り換えた男」に投稿された感想・評価

すー

すーの感想・評価

4.0
空気感がとても好きだった。どこか現実を生きていなさそうなパウラベーアが魅力的だった。ナチスと現代の移民問題を上手く取り込んでいたところが印象的。
さち

さちの感想・評価

4.0
だから誰視点なんだよ!とずっとつっこみたかったナレーション以外はまる🙆🏻‍♀️でした!w

ニーナ・ホス同様、最近よく運命を振り回されてる女イメージついたよパウラ・ベーア。

きっとこれは自分の受け皿が整ってなかっただけで、もっと通常の心理状態ならマシだったのかなぁ。
りりー

りりーの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦下のマルセイユを描いた原作を、現代のマルセイユにおいて再現してみせようという野心的な試みは、深刻な難民問題があり、世界中でナショナリズムが吹き荒れている現状を思えば、不気味なほど馴染んでしまっていたように思う。自身が何者であるかを証明しなければ、たとえ証明できても為政者に沿うものでなければ排除されてしまう不条理さは、その地獄のなかで生きるのはもうほとんど死んでいるようなもので、あまりに唐突に訪れる数々の死は、長閑に見えるマルセイユが一寸先には死が待つ、まさしく戦場であった/であることの証左だろう。

そんな戦場を背景に繰り広げられる、ゲオルク、ゲオルクが成りすましている作家の妻・マリー、マリーの愛人・リチャードが織り成すメロドラマがたまらない。一度は作家を捨て愛人と新天地を目指したマリーが(作家の自殺の理由は明かされないが、わたしはマリーとの別れによるものだと思う)、翻意して夫の死を知らないままに、たしかにいるはずなのに決して追いつけない夫の姿を探し求めるさまは胸に迫るものがある。そして、君が追っているのは僕なのだと、自身の恋が報われないということをこれでもかと思い知らされながらも告げることができないゲオルクの心中を、さらには一度はともに未来を夢見た女性が他の男性を追い求めるようになってしまったリチャードの心中を思うと苦しい。作家が存命でさえあれば、一組の男女が復縁し、二人の男性が失恋するという、苦くも整然とした結末へ落ち着けたにも関わらず、彼女の想い人がもうこの世にいないことを告げられないゲオルクと、受け入れられないマリーによって、ゲオルク・マリー・リチャードは永遠に乗り継ぎ地点から進めない。どこにも行き着けないこの恋愛関係は、やはり唐突に終着を迎えてしまうのである。

ゲオルクが作家になりすまして生きていくにあたって、もっとも不都合であろうマリーはもうこの世にないのだから、ゲオルクはどこへだって行けるというのに、彼はマルセイユから離れることができない。マリーが夫の幻影に縛られていたように。つまり彼は賭けたのである。マリーが乗船しなかったことに、彼女が夫の姿を辛抱強く探していたであろうことに。さて、あのラストショットは彼が賭けに勝ったとみるべきか、もしそうであるならば、彼は彼女に告げることができただろうか。君はもうこの街にいる必要はないのだ、と。
e

eの感想・評価

3.0
追って,逃げて
恋をしたけど夫を追ってて...
失っちゃって悲しい 😔

ストーリー性がもう少し欲しかったかな

気付いたら寝てて自分自身も悲しかったです。
itottm

itottmの感想・評価

4.2
そんなに下調べをせずに観に行ったので、いつの時代なのか混乱したけど、そういうことかぁ。
何重かの意味で乗り換えられてたなぁ。
寝てしまった。
それはともかく原題のTRANSITがこの邦題って!
Aya

Ayaの感想・評価

3.3
#twcn

この映画、見てる間は???の連続やねんけど、終わってみればなかなか面白いかも、と思った。

時代背景も分からなければ、どこの国が作った映画なのかもピンとこないし、出てくる人が何人なのかも分からない。

まぁ、ペッツォルトっぽいんですねw
別に狙ってはないと思うし、巧妙なストーリーて訳でもないと思うんですよ。
しかし今までの2本の歴史ものとは明らかに一線を超えて「俺の撮りたいのはこれなんや!」という意志の強さは伝わってくる。
普通こんな脚本の企画通る訳ないと思うw

何が不思議なのかよくわからない上、主人公の行動がビタイチよくわからない。

てか主人公自体もよくわかってなくて、なんで自分がそこにいて、それをしてるのかよくわかってないのに、決断力だけはめっちゃあるという。

周りに翻弄されているようで、実はその歯車を回していたのは彼かもしれない。
全ての決断は彼が下しているのですから。

予告で言ってる極上のサスペンス、みたいなんではないです。
どこに連れて行かれるのかわからない、終わりのこないメリーゴーランド。

「TRANSIT(通行ビザ」を「未来を乗り換えた男」に変えたのは、多分、近代史映画が好きな層のミスセレクトを狙ってきてて、そういうお客さんが見たら必ずズッ転けるであろう内容なので、けっこう考えられた詐欺のようなタイトルですが、商売上手だな!と思いました。


日本語字幕:吉川 美奈子
plastic

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3.3
誰にでも自分の選択に後悔し、運命を口にしたくなるようなことってありますよね系の作品。主人公は他人の男になりすまし、とある女性に巡り合います。果たして未来を乗り換えることはできるのでしょうか?その先には誰もが知ることのできない運命があるだけなのですが……。
I

Iの感想・評価

3.7
ナチスと移民と男女の別れ。
なんとも言えない不思議な感じが残る映画だった。
出国許可が出る者と出ない者の分断が印象に残った。
語り部演出でシェルタリングスカイを思い出した
pier

pierの感想・評価

3.5
まず移民問題の深刻さを実感。
そしてこの監督にはロマンがある。
最後まで信じてるというか、夢を見たいと願う幕の閉じ方だった。