ももたろう

ウトヤ島、7月22日のももたろうのレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
3.4
実話を元にした映画。
ただし人物設定は全て架空のもの。
正直中だるみ感はあるんだけど、実話ってだけでもう何も言うまい…となる。
面白い面白くないとか考える作品でもないと言うか…。

2011年7月22日、ノルウェーのオスロにおいて行政機関の庁舎が爆破され8人が死亡。続いてウトヤ島で銃乱射事件が発生し69人が死亡した。(wikiによると)
これだけの人数が亡くなってるから犯人は集団だと思っていたら単独犯らしい。つまり用意周到に準備したんだろう。
さらにこの時、ウトヤ島ではノルウェー労働党青年部の集会キャンプが行われ、10代20代の青年約700人が参加していたため、ほとんどの犠牲者が若者達だった。

90分なのでサクっと見やすいけど、ずっと隠れてるので疲労感感じる。
ワンカット映像だから三半規管弱い人は酔いやすいかも。
あと本当に自分も主人公達と同じように逃げている感を共有できるため少しストレス感じるかも。お気をつけて。

私は怖くてたまらなかった。
生き残った人たちも2時間近く痛みと恐怖に怯えながら逃げ回ってたんだと思うと辛すぎた。


2011年というと、日本は東日本大震災が起こった年であり混乱の最中だったため、恐らくノルウェーのこの事件を知っている人は少ないんじゃないかと思う。私も正直知らなかった。

腹が立つのが、ノルウェーには死刑制度が無いため、この犯人はまた世に出てくるらしい。意味がわからない。
ももたろう

ももたろう