短パン社長

ウトヤ島、7月22日の短パン社長のレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
3.4
今年26本目。
観た後にこんなに胸が苦しくなったのはどれくらいぶりだろう。
ノルウェーのウトヤ島で起きたテロ事件の話。単独の犯行では過去最大の77名の犠牲者。にもかかわらず、あまり知られていない。むしろ隠されていたとも言われている。男が銃を乱射し、逃げ惑った72分間を1カットで描く衝撃の作品。
映像がかなり揺れるので、ブレアウィッチとか、クローバーフィールドや、カメラを止めるな!が苦手な人は見ない方がいいです。緊迫感がハンパく終始ドキドキしてる感じ。心臓に良くない。主人公のカヤが架空の人物であることを後から知った。
また、1人ならみんなで倒しちゃえばいいのに、とか、もっと色々隠れるところあるだろう。なんでこんなにもたくさんの犠牲者が。なんて途中思ったりしたんだけど、1人の犯行って知ってるのは映画を観てるボクたちだけで、この現場にいた人たちは、犯人が何人いるかも分からないし、たくさんの人たちが倒れてるのを見たら気が気じゃないもんね。
もし我が身にこんな事が起きたらどうするか?
1人で逃げるか。
共に行動するか。
誰かを助けるか。
もしくは戦いに挑むか。
あり得もない設定を考えてる自分がいた。
ボクたちはまだまだ今起きてる事を知らない。歴史をもっと深く知る必要がある。