Ayaka16

ウトヤ島、7月22日のAyaka16のレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
5.0
19年14本目。
実際にあった銃乱射事件。72分間に及んだその事件をそのまま72分ワンカットで表現。キャンプに訪れた若者達がひたすら銃声から逃げる様子のみが、音楽も編集も無く淡々と映し出される。主人公の隣にいるような視点で映されるため没入感が非常に高く恐ろしい映画

その辺のホラー映画なんかより断然怖かった。寧ろ今迄観たなかで一番怖いと思った映画かも知れない。人外的な殺人鬼が出てくる訳でもなく、ただ逃げ場のない島で銃声だけを頼りに逃げ惑う主人公を観るだけ。友人や妹の生死もわからない。助けがいつ来るかもわからない。事件を疑似体験している様だった

題材も撮影技法も決して万人受けする作品ではないが、19年個人的映画ランキングの上位に食い込むだろうな。まだ4月だけど
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