まずは、これを映像化する必要があったのかと多少疑問に思う。
映画としてはとても面白い。緊迫した状況と、島に残された少年少女目線でワンカット撮影。観ているだけで見えない恐怖に潰されそうな感覚になる。
本当は叫びたいはずなのに、叫ぶことが出来ない環境。助けも来るか分からない、不安に押し潰されそうな状況下で、生き抜く為の一歩を踏み出す事すら怖くて仕方がない。
「こういう状況だったんだろう」と、客観的に観れる立場だから映画としても楽しめたけど、関係者だったら追体験なんてしたくないな。
そういう意味では映画としては申し分ないかもしれない。わからない。
