二兵

バーニングの二兵のレビュー・感想・評価

バーニング(1981年製作の映画)
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平和な夏のキャンプ場に現れる、植木ハサミを持った殺人鬼クロプシー(日本だと"バンボロ")と、青春真っ盛りな若者たちの攻防を描いた伝説のB級ホラー!

以前、カナザワ映画祭で上映されていて、その面白さを聞いていたものの、悔しくも見逃してしまったので、今回漸くTSUTAYA発掘良品にて鑑賞。

まず、OPのタイトルロールでデカデカと現れる"製作:ハーヴェイ・ワインスタイン"の文字が、今となっては結構衝撃(苦笑)。

そしてプログレバンド・イエスで有名な、かのリック・ウェイクマンによる音楽が実に素晴らしい!まるで『サスペリア』のゴブリンの如き、不安を煽る曲調は癖になりそう。

トム・サヴィーニによる特殊メイクも精巧に作られてるし…こうして見ると結構スタッフが豪華だ。

ただ、殺人鬼がなかなか姿を現さず、恐怖を煽っていくのは良いのだが、中盤になると彼が出なさすぎて単なる青春ムービーになっていて、割とダレるのがなあ…。

リア充から倒されていって陰キャが生き残るのは『13日の金曜日』からのお約束。女優さんも身体を張っております。

いや、良きスラッシャー映画でございました!!
二兵

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