こしあん

バーニングのこしあんのレビュー・感想・評価

バーニング(1981年製作の映画)
3.6
80年代テイストもりもりのスラッシャー映画。
凶器が植木バサミってのがいい。
逆光でハサミを振り上げるシルエット、絵的に素晴らしくて、ふるえる。

キャンプ場🏕
いちゃこらきゃっきゃっする若者👫
殺人鬼👤

それ『13日の金曜日』やないかい!
って感じですけど、この設定はいろいろやりやすいんでしょうがない。

しかしねぇ、中盤まで全然、襲ってこないんですよ。思わせぶりに覗いてばっかりで。
いやいや、チャンスいっぱいあったよ?
殺人鬼のくせに慎重すぎない?
きゃっきゃっした男女のいざこざ、もう飽きたなぁってところで、ようやく、ですよ。
キャンプ場からボートでしか行けない森みたいなところに行ってから、怒涛の展開。
このビッグチャンスを待ってたんですね!
疑ってスミマセンでした🙇‍♀️

ボートからイカダまでの流れ、最高に好き。いろいろ準備してずっと待ち伏せしてたり、犯行後に頑張って死体を動かしたりしたんだなぁって想像すると、なんか笑えてくる😅
金田一少年の犯人たちの事件簿みたいな感覚。

いろいろとツッコミどころ満載だけど、それも含めて面白かったです。
80年代独特のシンセサイザーによるBGMも、いい感じで不安を煽る。

あと何たって、特殊メイクはトム・サヴィーニなので、もう言うことナシ。

あんまり観てる人いないし、平均スコア低いですけど、私は結構好きです😊
中盤までがダラダラ長いんで、そこは倍速で観てもヨシ。
こしあん

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