元々刀剣乱舞は名前しか知らない程度でした。
映画化するということと舞台のキャストが出るということ、そして何より特撮界（主に日アサ）で圧倒的な実力と人気を誇る小林靖子が脚本ということで興味が湧き観賞しました。
これがなかなかすごくおもしろかった。
ストーリー、アクション、世界観など一本の映画としてとても完成されてます。冒頭に大まかな設定やキャラ説明も初見でもわかりやく作られており親切でありそして丁寧。
よくある実写化のパターンとして原作へのリスペクトの感じられないストーリーやキャラ改悪、商業面重視によるミスキャストなど負のイメージが先行している場合が多々ですがこの作品はその心配は皆無といっていいかなと。
何より舞台版のキャストを持ってきたということが何よりも英断だと感じます。
舞台でも同役をやられてる（一部違う）だけあってそれぞれキャラの作り込みがすごい。その中でも三日月役の鈴木拡樹さんは流石で圧巻でした。
役のイメージを上手く映像に落とし込みさらに監督、脚本含めスタッフがそれを映画として完成させる。
原作に対する相応のリスペクトを注ぎ制作されたのだと感じます。
これまでゲームを楽しんでこられた原作ファンやこれが初見であるという方も楽しめる作品だと思います。
…これを機にすっかり沼にはまってしまってゲームを始めました。骨喰藤四郎が推しです。映画の役の人がびっくりするほど可愛かったけどゲームは美しい感じでそれもまたよき。これから舞台やアニメも観てみようと思います。審神者の皆さんよろしくおねがいします。
