じぇれ

春待つ僕らのじぇれのレビュー・感想・評価

春待つ僕ら(2018年製作の映画)
3.3
【人と繋がることの強さ】

自信を持てずぼっちだった地味なJKが、バスケ部のスター4人組と繋がる。この出逢いが彼らを変える。

『心が叫びたがっているんだ。』の主人公をより一般的な設定にした感じの青春ドラマ。
地に足がついていて、誰もが抱えるジレンマを扱っているのは好印象。

ただし、連載漫画だったんだろうなと思わせる章立て構成で、「小さな事件が起きては交流で解決」を繰り返すのは、いささか単調に思えました。

とはいえ、『ROOKIES』を手掛けた平川監督のバスケ描写は、スピーディで見応えがあります。

思っているよりもキラキラと輝かない自分の青春を変えたいと悩んでいる若者にそっと寄り添ってくれる、優しい青春ドラマだと思います。
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