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春待つ僕らのkonのレビュー・感想・評価

春待つ僕ら(2018年製作の映画)
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キラキラしてる青春映画で人間関係の闇とか嫉妬とかなくて安心して観れた。
あったかくて、スポ根っぽくて、くどくなくて爽やかな映画だった。

こういう映画って出会いからラストまで描くの大変だけど、この映画は先走りすぎることなく、軽く突っ込みながらもなんとかついていけてたかな。

序盤はもやもやしたものがあったし非現実的だしキャストは明らか高校生じゃないし
だけどいつのまにか愛着というか、この作品が好きになってた。
登場人物が全員いい子なのと、俳優陣の再現度が高い。

匠海くんはビジュアルから草食系っぽくて声も低すぎない心地いい声でキュンキュンした。エンディングのハモリも綺麗で、これからもっと活躍してほしいな。
磯村くんは最近悪役っぽいのが多かったけど別人みたいに目が優しくて、やっぱり演技力は同年代と比べてずば抜けてると感じた。
でも稲葉くんの二次元感は否めなかった、多分髪型と話し方かな?もうちょっと自然にセリフ言って欲しかったな...
杉野くんは竜二のイメージのまんますぎて言うことなし!!
清陵の4人は四天王っていうだけあって会話も性格もバランス取れててハマり役だった。

本当にすごいのは小関くんで、バスケ経験ないなんて思わないくらいバスケがうまかったし、アヤちゃん演じるのなんてすっごい難しかっただろうけど見事に演じ切ってて凄かった。



レイナちゃんのキャラ設定が雑に感じた。原作を読んでない友達はレイナちゃんがBL好きだってことわかってなかったし、もうちょっと丁寧にわかりやすくキャラ紹介して欲しかったな〜、もったいなかった。
他にももっと深く深く突っ込んだ話が知りたかったけど、やっぱり時間が限られてて難しいのかな。

キャストが好きだったこともあって観ていて飽きなかったし序盤からキュンキュンしてたし声出しそうになった笑
個人的なことで「絶対強くなるから、待ってて」っていうセリフのあとに脳内で

「♪わたし待つわ。いつまでも待つわ。たとえあなたが振り向いてくれなくても」

って流れてしまった..予告で観てたのに急にきた。なんでだろう...笑

友達と観たあとの会話が弾むし、映画見てる間も感想言い合いたくなったから応援上映とか家で鑑賞会とかしたらめちゃめちゃ盛り上がりそうだなぁ。
気負いしないし観てて疲れない、あったかい映画だったから落ち込んで前に向きたい時にまた観たいな
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