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コーヒーが冷めないうちにのVarietyElementのレビュー・感想・評価

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)
2.4
たまたま辻村深月の「ツナグ」を読んだ後だったから少し繋がる部分あった。まぁ、誰にでも もうとり戻せない消化不良な過去があると思うけどその部分をどう捉えるか?そんな作品かな

ある喫茶店に集まる客達それぞれのエピソードで構成されていたが、なんかね…何本かが"クサい芝居"に感じた。

その中でもよかったなって思ったのは認知症のパートと実家から出て行った姉のパートかな。特に松重さんの妻を思う気持ちが痛々しいほど伝わってくるのと、吉田さんの普段は弱さを見せず姉御肌な人が隠し持っていた、家族への一生懸命な想い…このあたりは引っかかる部分あると思う。

で、冒頭に書いた"クサさ"の理由だけど、波瑠の彼氏?との妙な"白々しい距離感"を感じる会話シーンや石田ゆり子の椅子に座りっぱなしでたまにトイレに行く所が何かの喜劇?娘へ諭すシーンもホントそう思ってんの?なんて思う…(※石田ゆり子さんはえーな〜と思ってるので尚更なんで?って思うの)有村さんは、ちょっとトーンを落としすぎてない?又は台本棒読みに近い印象を受けた…

作品全体としては、言いたいことが凄く分かりやすい。過去をどうこうするのでなく、そこからどう未来に歩んでいくか……
…「ありがとう、おつかれさま。」な感想…"冷めた"キリンの"FIRE"を飲みたくなったお昼でした…
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