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コーヒーが冷めないうちにのnnnのネタバレレビュー・内容・結末

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

コーヒーが冷めるまでの短い時間に過去に戻ることが出来るカフェでの4つの出来事を描いている。過去の改変は不可など一部制限があり、前半は設定の良さもあり、それなりに楽しめた。特に松重豊・薬師丸ひろ子のペアの話は泣けるシーンでした。やはり役者の演技だけで見る側の気持ちも全然変わるものだと実感。

一方で後半から徐々に失速。吉田羊の話もお涙頂戴の話ではあるものの、姉妹愛を描いているシーンがあまりに少なく、あまり感情移入が出来ない。最後の話は、有村架純の妊娠から始まり、いきなり展開が早すぎて失笑。そこから過去に戻り、母親の真相を探るのだが、、、正直一番感動できなかった。演者の実力の問題でもあるが、母親との絆も描き方が弱い。結局4つの別々の話をオムニバスで並べた為に、一つ一つが薄い話になってしまう。それは仕方ないとしても、それをキャッチアップできる演者の力が最後の話は特に追いつけていない。結果間延びしてしまった。そこが確りしていたら、もっと評価はあがる作品なのでは。

ちなみに4回泣けます、というキャッチフレーズは大嘘であり、泣けるとしても3回の間違い(波留の話はジャンルが違う)だろう。
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