Chika

ラのChikaのレビュー・感想・評価

(2018年製作の映画)
4.0
最近ちょっと推してる作品で私は今の所2回観てます。
TOHOシネマズ川崎での上映決定もおめでとうございます㊗️
「ラ」の音や爽快感のある音楽で始まる所は青春映画のよう。その後起こる問題は不協和音のような不快感があるけどそこが癖になってます。
絶賛する程かというと微妙なラインだけど、桜田通くんの歌声、福田麻由子ちゃんのアクの強さ、笠松将くんの飄々としたクズっぷりが素晴らしいので応援してます。
ラクアシの曲、リリースしてほしい…!

公開2日目の舞台挨拶では監督、プロデューサー、笠松くん、福田麻由子ちゃんが登壇。(通くんはその日オールスター感謝祭に出てたようで不在…)上映前だったので上映中に皆さん帰られてるだろうと思ったら監督と笠松くんは(もしかしたらプロデューサーもいらっしゃったかも)お客さんのことを待っていて私はパンフレットを購入して笠松くんからサインをいただきました。
笠松くんは「カランコエの花」から気になり始めた方で他の作品でもちょっとヤンチャな役が多い印象だけど、とても謙虚で優しい方でした。
長々話しかけるお客さんが続いた為列がなかなか進まず映画館の閉館時間になってしまったのに「後で下に行くので!」と言って結局階段の所で対応してくれました🙏🏻
こんな優しい人なのによくあんなクズが演じられたもんだなあと感心してます。役者さんって凄い。

2回目に観に行った時は上映後のトークイベントで登壇者は監督だけだったけど、シークレットで笠松くんが司会に…!
この日は脇役に徹していた笠松くんとはお話し出来なかったけど、上映後だから色々お話しが聞けたし監督に直接好きなシーンを伝えられたので満足です。
監督もとても優しい方でした^ ^

以下ネタバレ含みますので鑑賞前の方はご注意を🙏🏻




















私が監督に伝えた好きなシーンは、ゆかりの出産シーンと慎平くんが母親から貰った出産祝いで買ったスーツを着てまた外に出ようとしてるシーンが同じタイミングで描かれていたところ。今まさに慎平くんの子供が産まれようとしていて、慎平くん自身も生まれ変わろうとしている、そこのリンクしている感じがグッときました。
後は、伝えてはいないけど慎平くんと黒やんがおばあさんの家に行く途中の「ねえ黒やん!」「室渡さん!」「室…やん」っていうやりとり。室やんって言っちゃう慎平くんが可愛い、、

ゆかりは重めだけど母親も慎平くんのことも子供のことも大事に思っていて、そんなに悪い子じゃないし色々なことを我慢してる所もあるように感じる。
ただ、先程特典で貰った1年前の3人の姿を描いた「ソ」と「ソ♯」を観たら解散の原因にゆかりが絡んでて本編のゆかりの台詞に疑問符が浮かんできたり…これは観なくても良いかも。ていうか黒やんより先にゆかりに話してるのが意外。
本編の慎平くんは結構クズだけど、「ソ」と「ソ♯」のゆかりを見るとああいう態度になるのもわからなくはない。それにしても流されやすい奴だなあという印象もありますが。

台本にない所を即興で演じるリハーサルを大事にしていたようで、ゆかりと慎平くんが付き合い始めたきっかけやバンドを組んだきっかけもあったらしいからそこも特典で観たかった。

なんやかんやTOHOで公開されたらまた観に行きそうです。
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