くるぶし

ラのくるぶしのレビュー・感想・評価

(2018年製作の映画)
2.6
監督のこういうシーンが撮りたい!と思っていたであろう、すごく力の入ったシーンとそうでないシーンの幅がありすぎて、分断された印象が残る。
役者頼みの力技でねじ伏せているシーンが多く、脚本もなかなかに共感しにくい…。結局何が言いたかったのか汲み取れない着地の仕方だった。
予告と本編の印象がまったく異なるのはわざとなんだろうか。。

カランコエの花から推している笠松将くんは、今までの役の延長線上をなぞっていて残念。もっとガラっとイメージの変わる役を見てみたい。
ただ、まったく存じ上げなかった主演の桜田通くんが、音楽以外は所在がない…言うなればクズ要素しかない男を好演していて掘り出しもの。
福田麻由子嬢は不思議メンヘラ女、さすがのうまさ。後半はほぼ彼女が映画自体を支えていた感じです。
あとロケハンはすばらしかった。
くるぶし

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