なんかもっともっと重い映画なのかと思ったけどそうじゃない…!タイトルと題材でそう決めつけてしまうエンタメの世界に毒された大人の思考をぶん殴ってやる!
なんら変哲ない子どもだ。病気持ってるのが別に特異な点に見えない。我慢することも多いと思うのにそれが当たり前なことだと上手に付き合うようになるんだね。順応性の高いこと高いこと…。
"あのにわとりは家族がみんな死んじゃって1羽になっちゃたんだね、でももう少し生きてほしいな。だってあと少し時間が経てば全て忘れちゃうでしょ?"
その発想に惚れちゃったよ。きみの世界では嫌なことは時間が忘れさせてくれるんだね。嫌なこと、悲しいことほど忘れられないって経験がまだないんだね。悲しかったことから逃げられず嫌なことに縛られて生きていくなんて選択肢はなくて、どうせ全部忘れちゃうんだから忘れた先でまた楽しもう。
まあ普通の人間の脳はそんなうまいこといかないけど、究極に極端に素直な言葉にフッと力抜けちゃったな〜。