このレビューはネタバレを含みます
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100パーセントあったか、ピースフル! 帰り道はじんわり足取りが軽くなるほど、ふわふわ余韻に包まれる。今日は歩いて帰ろう。いわゆる「幸せならOKです」です。
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“劇的な出会い”なんかとは程遠いように感じられても、さりげない小さなつながりこそが奇跡みたいに思えてくる映画。
かっこ悪いと思っていた父の「お父さんなりの戦い方」を知る息子。娘がご飯を食べるのを隣で、愛おしいように見ている母。小さい頃の憧れの人がずっと心にいる男の子。私の見たその人はTVの中……。
恋愛関係だけじゃなくて、家族、同級生、親子など、人とのつながりが人を作っていることを感じさせてくれる。
結ばれても、結ばれなかったとしても、こんな気持ちを教えてくれた人が他でもないこの人で良かったなと思えたら、それでいいんじゃないかな。
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原作は読んでないのですが、一本の映画として十分楽しむことができたので、こちらも「OKです」。心まんぷくです。ハッピーエンドの映画をイメージして。文章でどんな風に描かれてるかは、読んでみたい。
ちょっと冴えない役の三浦春馬、私はなんか好きなんですよね。『こんな夜更けにバナナかよ』も然り。なんでだろう、君の顔が好きだ。
コミカルで、バカっぽい、でも主人公にとっての名言を残しまくるこういう役柄、いつも矢本悠馬がすごく上手いなあと思って観ています。大好きな役者のひとり。
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斉藤和義最高最高最高!