写真家岩合光昭の初監督作品。
高齢化が深刻な佐久島で、ねこは人々の生活の隙間にするりと溶け込み、自由気ままに島を闊歩する。
これで犬が主人公だったら、飼い主の危機を救ったりなんかして感動的なドラマが描けたかもしれません。しかしそこはお猫様。ドラマ部分はもうオマケみたいなもので、場面が切り替わるごとに挿入される好き勝手やってるねこ達に癒されるばかりです。
たま役のベーコンが芸達者でびっくり！丸いフォルムでじいちゃんの横をてくてく歩く姿も、すくっと伸びた尾も最高に可愛いの。
我が家の愛犬のメンツにかけて私は犬派を称しますが、人生の最終章を連れ添う相手として、ねこは理想的なパートナーになりうるかもしれませんね。
