ぴろぴろ

家へ帰ろうのぴろぴろのレビュー・感想・評価

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
4.0
ブエノスアイレスで仕立て屋を営むアブラハム。88歳になった彼は、ホロコーストから逃れた際に助けてくれた命の恩人に最後に仕立てたスーツを届ける旅へ出ることに。
旅に出る前の、孫とのiPhoneをかけたやり取りが頭脳戦で面白かった。
ドイツの地をどうしても踏みたくないアブラハムは、さて…
頑固な偏屈ジイさんと、旅の途中で出会う女性たち。 皆優しくて温かい。 背景にある重さを感じさせながらも 人との出会いやコミカルなシーンが、時が経ち過去の反省や人々の意識の変化も見せる。
お互いを認めた瞬間、70年の歳月は一瞬で超えて言葉なんて要らないのだろう。
ラストは涙無しには観れなかった。
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