ガッチャン

家へ帰ろうのガッチャンのネタバレレビュー・内容・結末

家へ帰ろう(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

本当に、まあ、どうでもいいし。そういうこっちゃねえんだろうなと自分でも思うんだけど。
正直、この映画の一番最後。
思ったのは、何も解決してねえように見える。んだよね。
いや、自分が約束したことを果たして、自分の命を救ってくれた兄弟のような人物に合って、一緒に家へ帰った事は事実だが。
それで? 元の家は? で? 家族は? で? 結局、なんだったの? あの家族は?っていう。
家族を捨てて、昔の兄妹に会いに行く話なの?
で? 
っていうのが、正直な感想かな。
人々に助けられ(何故か女性だらけ)約束を果たした。
わけだが、それで、結局、彼にとってはなんだったのか。間が語られなさすぎて、どうにも。
なら最初の家族のくだりいらなくね? っていうのが私の素直な感想なんだけど。
施設に入るはずだった人が、勝手にポーランドいって、約束を果たして、感動ですね。っていうのが、よく???わからなくて。
元の生活、なんも解決してねえけど。
解決するだけがいいとはいわないけど。なら、別にこの語りたかった事に入らなくない?とふと、今の家族の存在の意味もわからなさにどうも。
冷たい家族なんていらないってこと????「愛してる」って言わせたいぐらいなのに???
そこが、ちょっとわからなかった。
冷たい態度をとったから嫌われた家族はもういらない? てこと???
ううん。ならそれナレーションでもよかったんじゃないの? ってぐらい。何を求めて、何を決着つけたかったのか、よくわからなかった。
わたしが決着をつけようと思ってしまう人間だからかなー。うーん。
まあ、結局このままこのラストの後に、施設に入ったのかもだけど。
ううん。わからない。
約束を果たして満足して、どうかっていう後がまったくわからない。

色々と泣いたところはあるけど。
そういうとこはね、うまいよね。この映画。

さて、そこらは放っておいて感想いうと。
とてもシンプルに、でもちゃんと特徴というか、何を言いたかったかとか、アブラハムの過去の入れ方とか、そこらへんはすごくいいというか、わかると言うか、本当にシンプル。

だから素直に心に入ってくる。
でも、家へ帰ろうってタイトルはちょっと違う気もするけど。ううん。ならどういうタイトルが良かったのかなあ。
約束、とかでもよかったんじゃねえのかな。
約束を果たした。
映画だから。
彼の過去と凄惨な歴史の語り口はすごく良かった分。本当に、最初の疑問が。どうも気になって。
え、だから、今はどうなの? っていう。
見せる過去は見せて、それもいい感じの長さ。あまりに悲劇なところは語りにするっていう手法、すごく良かった。
この目で、はっきりみた。っていうあそこ。
イングリッドがずっと笑顔なのがとても気になってたけど。ネタバレ感想ちょっと読んで、なるほどなって思った。
そう言う意図があるなら、そうよね。ずっと笑ってめげずに近づいてくるわ。うん。
ダラダラ長くやられるより、このくらいの時間ですっきり。の方がやっぱりいい。
あまりに悲劇的にならず、しかししっかりと伝え、過去と向き合ったわけだが。


しかし、本当に、ねえ。だから今は????