正直云うと、老人ホームに行くのを嫌がった爺さんが家出のつもりで禁句の場所(笑)に向かうと思ってたんだけど……例のスーツの話って、最初から出てましたっけ?ワタシが覚えてないだけですかね。
ともあれ、偶然の道連れが彩る旅によって過去と向き合い、トラウマを氷解させていく過程にしみじみしたり。ケンカ別れしたままの娘が父と同じ入れ墨をしていたという場面には家族愛、そして時を隔てても健在だった親友との絆に感じ入ることしきり。
繊細な頑固者を演じたミゲル・アンヘル・ソラは素晴らしかったけど、ホントは約20歳も若いヒトだったって一体……(笑)。