蛸

ヘルボーイの蛸のレビュー・感想・評価

ヘルボーイ(2019年製作の映画)
3.7
原作のヘルボーイにメタラー感を足したヘルボーイ。それだけに見せ場となるシーンでガンガンハードロックがかかります。
ゴア表現連発の悪ノリ感が魅力的です。

話の主軸はヘルボーイの出自に関する育ての父親との確執。それに伴うヘルボーイの葛藤(人間と魔族のどちらの味方に着くか)。
そう言ったお話がオカルトの歴史に因んだ要素を散りばめられながら展開されます。
いかんせん情報量が多いです。色々と端折りすぎで駆け足な印象を受けました。
コミック映画はキャラクターの立たせ方が一番重要だと思うのですが、話を進行させるのにいっぱいいっぱいでキャラを立てるところまで手が回ってない。

ミニョーラのコミックは肩の力を抜いた独特の雰囲気が魅力だと思うので、緩めのドラマシリーズとかで再々リブートしたら良いのではないでしょうか?
あとは思い切ってアニメにするとか。
元々アートが魅力的な作品だったので無理に実写にしなくていいと思います。
蛸