課長とヒロシ

博士と狂人の課長とヒロシのレビュー・感想・評価

博士と狂人(2018年製作の映画)
3.6
ヒロシ(以下ヒ):メル・ギブソンさん×ショーン・ペンさんという豪華ラインナップにかかわらず、巷の評価がイマイチ?な作品です(笑)

課長(以下課):まあ、そこまで悪くはなかったとは思うけどな

ヒ:世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」の編纂を任されたマリー博士(メル・ギブソン)は、生活のため中学校しか出ていないのにも関わらず、独学で11ヵ国語以上をマスターした努力の人、しかし編纂作業は困難を極める。窮地に陥った博士を救ったのは、殺人事件を起こし、精神異常と判断されて病院に監禁されていたアメリカ人軍医ウィリアム・マイナー(ショーン・ペン)だった、、

課:辞書編纂という巨大なプロジェクトの達成というメインストーリーに加えて、殺人を犯してしまったマイナーの罪悪感と被害者の妻との邂逅など、ドラマとして多くのプロットを抱えつつ進むから、少しまとまりのない展開になったのは否めないな。まあ、ショーン・ペンのキレた演技は圧巻だったが

ヒ:ショーン・ペンさんは年齢を重ねるごとにワイルドさが出てきてシブイ俳優さんになってますよねー。重厚なメル・ギブソンと比べてどこか刹那的なペンさんの存在感が上手く対比されてました

課:まあ、このメンツだと、普通メルギブソンが「狂人」役かと思うけどな。結果的にはショーン・ペンが全部持ってっちゃった

ヒ:まあストーリーも後半はそっちよりになってきますからねー。そういう意味では確かに主題が薄くなった印象です

課:本当は3時間くらいの長尺でやるべきテーマだったかもな。まあ、そうなると最初から観ようとする気も薄れるが

ヒ:確かに!なかなか難しいですねー!(笑)

ストーリー 3
キャラクター4
世界観   3
演出・演技 4
音楽    4
ウィズ、デリジェンス!度99
課長とヒロシ

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