かの

ライトハウスのかののネタバレレビュー・内容・結末

ライトハウス(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

・派手な映像があるわけではないけど(まず白黒だし)、音がいちいち怖いので映画館で観てよかったかも。
・持ち上げられないくらい重い、しかもでかい物を階段で運ぶのつらいよね。引っ越しで二階まで冷蔵庫を運びこんだときの事を思い出した。あの長い螺旋階段がラストの演出上大事な装置だったとは
・海鳥殺害のシーンが一番きつかった
・「最近新生児に触れたばかりであんまりそういう気分じゃないから人が死ぬ話じゃないといいな」と思っていたけど登場人物は大体死んだし海鳥も死んだ
・現実と妄想(夢)の境界が曖昧な描き方をされている中で悪夢に似た手触りの「嫌なこと」が沢山起きるから、こっちは「醒めてくれ!」って思うんだけど、わかりやすく「夢でした」と示してくれることが少なく(というか作中で実際に起きている?)、ずっとじんわり不安や焦燥の気分が続く。ペンキ塗りのシーンとか。
・「信用ならない語り手もの」の、自分の固定観念を揺さぶられる感覚は好き
・英語が全然聞き取れなくて、リスニング力鍛えなきゃな……って落ち込んだけど、どうやら訛りがきついらしい?
・神話の知識があったらもっと楽しめたんだろうな。パンフレットは見送ってしまったんだけどやっぱり後日買いに行こうと思う
かの

かの