きむ

ライトハウスのきむのネタバレレビュー・内容・結末

ライトハウス(2019年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ただ孤立した2人が狂っていくだけの映画なのでそれが見たい人だけ見ればいいと思います

映画館でこの画角とモノクロの映画を見るのは初めてだったかも
加えてミニシアター、レイトショー、外は季節外れの寒さに雨で半端ない閉塞感
鑑賞する環境すら完璧

終始思ってたのはロバート・パティンソンの演技力がやばいということでこれだけで見た価値あるとすら思える
今まで"イケメン"な彼しか見たことなかった分本当に衝撃だった
そもそも見る直前まで彼だと知らなかった

舞台が1890年代ということを抜きにしてもひと昔前の映画を見てるのかと思う演出
島へ向かう船のシーンも船を待つシーンもただ突っ立っているだけ
これは空想だと確信の持てるシーンのチープさ
本当に2019年の作品か

趣味が悪いから某まとめとかで漂流記とかパラパラ読んだことあるけどまさにあの状況(実際そういうところから着想と)
何が正しくて何が現実かわからない
自分までおかしくなりそう
アルコールは敵か味方か
彼が最初酒を拒んでいた理由がよく分かった
ふたりともそもそもの人格が破綻している+この閉鎖された環境
酒をきっかけに本性、人間の本質みたいなところが暴かれる

見終わってからもあの音が頭に残ってるし最後のシーンどんなホラー映画より怖かった
ノイズ 一生忘れなそう

関係ないけど細めの螺旋階段を見ると"めまい"を思い出しますね
きむ

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