ロバート・エガース監督のサイコスリラー。
1890年代のニューイングランド。二人の灯台守が絶海の孤島で何とか正気を保とうとする。
カモメ
何やこれ。軽いパニック状態。芸術的だとは思うが、見事なまでに訳わからん内容の作品だった。観客に理解させる気がないようにも思えた。不快を通り越して、怒りすら覚えた。
正方形の画角、明暗のはっきりしたモノクロ映像、重低音が鳴り響き続ける音響、狂気に満ちたパティンソンとデフォーの演技合戦。圧迫感、閉塞感でいっぱいの雰囲気は凄いとは思ったが、、、。
ベテラン灯台守からのパワハラに4週間+α耐え続けなければならないという地獄のような職場環境。放屁にいびき、24時間休まる時がない。見ているこちら側まで疲れる。
ウィリアム・デフォーの目力と、ロバート・パティンソンの狂った笑いが印象的。
男性器に見立てた灯台の中で繰り広げられる男たちの覇権争い?過去に罪を犯した二人の贖罪の話?
ロバート・エガース監督の最新作『ノースマン』。北欧バイキングを題材にした作品ということでとても楽しみにしているのだが、少し不安になってきた。
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公式サイトの解説はとても興味深い内容だった。それを踏まえて、再鑑賞するのも悪くないと思った。
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