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いつだってやめられる 闘う名誉教授たちのmeooowのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

制作の裏側を知りたいと強く思った。イタリア語に明るければとこんなに悔いたことはない。
見事な伏線回収に、一作目からまんまと騙されてきたカットワークの巧妙さ、シナリオの緻密さ、キャラクターたちの色付け方など、この三部作で「物語」というものをより深く識ることができる素晴らしい映画だと個人的には思っている。
何よりムレーナことクラウディオ氏のキャラクターが大好きになってしまうあの魅せ方はもう真似できない。地下鉄のシーンを印象づけておきながら、最後のあの入れ違いの長回しでピエトロとアルベルトの若かりし頃に重ねる演出も好きだ。
初めから三部作を想定していたのだろうか。そうであって欲しい。一作目を取り終えてから二、三作目について考えました、であったならもうその才能に頭を抱えるしかない。
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