NuSuke

いつだってやめられる 闘う名誉教授たちのNuSukeのレビュー・感想・評価

3.8
シリーズの完結編。
前作に比べると序盤の展開がやや停滞気味でエンジンがかかるまで時間は多少かかるが、その分それ以降は中々にリズムよく展開していく。
そして、怒涛の会話劇のキレは相変わらずだった。
ただ、序盤の展開が停滞気味で若干長かったせいか、終盤のテロを止める部分が結構あっさりとしてしまっていたのが残念だった。
ハラハラさせて欲しかった...。

今回は悪役であるヴァルテルがなぜテロをするに至ったのかという部分が描写されており、そのおかげで彼にもしっかりと興味を持てた。
一方、ピエトロ率いる科学ギャング集団は前作でしっかりと描いているので相変わらずの面白さとクセの強さが良い具合に発揮されており、観ていて何度もクスクスと笑ってしまった。
脱獄の準備や脱獄シーンでしっかりとそれぞれの活躍をえがけていたんじゃないかなと思う。
ただ、前作に比べるとピエトロ以外は持て余してる感はあった。
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