LalaーMukuーMerry

いつだってやめられる 闘う名誉教授たちのLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

4.3
第1作を見る前に、タイトルから何となく想像していた、大学当局の理不尽なやり方に心ある教授たちが抵抗をみせる・・・的な、人として共感できる物語に、なんと第3作はなってました! 
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1,2作のエピソードが、またしても最初にきれいに回収されて、実はこうだったんですと、話が始まっていくのが、とてもとても楽しい。おぉ、今度はそうきたか!
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不遇の身となってしまった1,2作の登場人物たちが全て勢ぞろいして、またしても教授チーム復活。人生一発逆転のための大作戦。脱獄と大仕事をやり遂げての帰還に、制限時間は24時間! これまで出番がちょっと少なかった学者たちも、3作通して見ると、専門的才能をみんながそれぞれ発揮する場面がきちんと用意してあって面白い。主人公ピエトロのかつての学友アルベルトの歌唱力だけは意外でしたが、体格的にはアリかな。
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これで3作完結かぁ。大変面白かっただけに、これでおしまいと思うとちょっと寂しい。寅さんみたいな人気シリーズにできないですかね?
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3作品に出てきた専門用語を分野別に並べてみました。さてこれらの言葉の意味は何なのか、説明できるものならしてみて下さい。
※注(8)はとても怪しいシロモノで、(9)は完全にゲスな言葉です。

(1)アンフェタミン、バイコディン、エフェドリン、シネフリン、テトロドトキシン、シロシビン

(2)ドーパミン、セロトニン、オキシトシン

(3)テオドシウス帝、トラヤヌス帝、コリント式、マルス神殿、スキピオ家、ラティーノ街道

(4)プラウトゥス、テレンティウス、セネカ、パクウィウス、アレッサンドリア図書館、11音節詩

(5)レヴィ=ストロース

(6)臓器反転症

(7)トライトン級潜水艦、竜骨

(8)ソーラー充電式スタンガン、ラジアル式エアレスタイヤ、アコースティック衝撃砲

(9)ポンピーノ