Kaoru

メイド・イン・イタリーのKaoruのレビュー・感想・評価

メイド・イン・イタリー(2018年製作の映画)
4.0
イタリア映画祭にて鑑賞。

オトコにとっての仕事とは、たんに生活の手段なのではなく、時に存在意義だったり価値や居場所になったりするのだとつくづく感じたわ。

イタリアでは知らない人はいない偉大なるスーパーロックスターのリガブエが監督する3作目。
ミュージシャンとしての彼とはまた違う一面も見れるわ。そして処女作を作った20年前では決して描けなかっただろう人々の深みに共感せずにはいられなかった。

行き詰まった夫婦がさまざまなことを乗り越えて幸せを見出し、、、そして再び転落。そこからの立て直しは1度目のそれのようにうまくいかず。
普通の夫婦なら1回でアウトでしょ、ってところを忍耐強く支える嫁!(そしてその嫁役のカーシャちゃんはアタシの斜め後ろで鑑賞してた!)夫婦ってのは様々な問題や困難にケンカしたり辛抱強く耐え、そうやって替えの効かないツガイになるんだなぁと感じたわ。
そしてこの作品にはステキな夫婦、家族、友達、、、と魅力的な人々が次々に登場し、それも見どころのひとつ。

何より!リガブエさん目の前で拝顔でき、偶然居合わせたロビーで話せたことが嬉しかったわ♡
彼の音楽を日本人のアタシたちが全部を理解するのはむつかしい。それは彼の内面から出てくる詞に共感が詰まってるからです。イタリア語をもっと勉強しようと思わざるを得ない1日となったわ。
Kaoru

Kaoru