「映画は前情報を全く入れないで見たほうが面白い」という考えのもと、今作もあらすじや予告編を全く見ずに臨みましたが、それは完全に間違いだったようです。
なんだこの心にズシリとくる重い話は…
全く想定していなかった…
今年のラスト映画はこれかい…
「最近見た『A GOAST STORY』的な映画だろうな～」ぐらいの軽い気持ちで見に行ったのが間違いだった、全然違う…重すぎるぞこの話…(;_:)
序盤こそ、青春甘酸っぱラブストーリーかと思うような、ティーンエイジャーの恋愛の話で、完全に油断していたのだが、この時からすでに不穏な気配はしていたんだよなぁ…
虫の羽音を強調したり、思わせぶりな幻想的な映像だったり、確かに異様な気配はあった。
中盤は、行方不明になった恋人ジュゼッペを想うあまり暴走する少女ルナ、この辺りのルナの暴走っぷりにはイライラしてしまう。「そんなん警察に任せておけよ…」と諭したくなるような展開ですが、この映画の公式サイトの解説では、シチリアの人々はマフィアに関しては見て見ぬふりをする習慣があるらしい。周りの警察や大人がジュゼッペの失踪に関わろうとしないのはそのせいで、そういう意味ではルネの行動は気高く正しいものに思えてくる。
終盤の展開にはもう言葉がありません…
ルナのジュゼッペへの悲痛な想いと交差するように映し出されるジュゼッペの悲惨な結末…
アレが水の中に広がっていく映像には心臓がバクバクなりました…本当に嫌な気分にさせられた。悲しいラブストーリーというか、私にはただ残酷な話にしか見えなかった。
ラストシーンの砂浜の映像も何の救いもないよ
そして、追い打ちをかけるように表示される最後の字幕。
ああ…そうなんだ…これ実話なのね…
それを知ってさらに嫌な気分になった。
シシリアンってシチリアのことか、ゴッドファーザーの舞台だよねシチリア、恐ろしい場所です。子供がイタリアで拉致監禁される映画としては『ゲティ家の身代金』もそうだよね、イタリアって怖いところ…
★★★★★★★★以下、2018年の映画ベスト10★★★★★★★★
1位 アベンジャーズ/インフィニティーウォー
2位 ヘレディタリー/継承
3位 フロリダ・プロジェクト
4位 ジュラシック・ワールド/炎の王国
5位 ミッション・インポッシブル/フォールアウト
6位 来る
7位 Search/サーチ
8位 A GOAST STORY
9位 シュガーラッシュ/オンライン
10位 孤狼の血
※投稿したレビューの点数通りではありません、また映画の出来どうこうではなく、個人的に気に入っているかという点を重視しました。
今年は映画館で86本鑑賞。1位は見たときからベストだと確信していた、あんなに興奮する映画を作ってくれたマーベルには感謝しかない。エンドゲームを見るまでは死ねない。4位のジュラシックワールドは賛否両論だろうけど、個人的には後半のダークファンタジーと恐竜が融合した展開には興奮させられましたし、ラストの展開も好き。
来年こそは年間100本を目指したい！！
あと、皆さんのランキングも楽しみです！！
