仄暗い洞窟のあるぱか

シシリアン・ゴースト・ストーリーの仄暗い洞窟のあるぱかのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ファビオ&アントニオ両監督が気になりすぎて、物語に関してのレビューが浮かんでこない。

久しぶりに、この映画作った人たちの感性好きすぎる!と思った作品。

両監督の中にあった、実際の事件から産まれた小さな種が、別の人の小説に触発されて膨らみ、美しい結晶となったって感じ。

とにかく、映像を音をずっと見ていたい鑑賞物。
残酷な物語だからこそ、美しさが際立っていた。

帰り道の、曇りで霞む丸い月、誰も歩いていない暗がりや、小さく瞬く民家のガーデンライト(ソーラー式で薄ぼんやり灯る感じ)が、幻想的な気分を長引かせて、映画の世界にちょっと入り込んでしまった。