わたもち

シシリアン・ゴースト・ストーリーのわたもちのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

美しい風景とポップさ漂うフォントがマッチした素敵なジャケットから、少年少女の初々しいラブロマンス、あでもゴースト言うてるから『ゴースト/ニューヨークの幻』とか『A GHOST STORY』みたいな感じかな~☺️と期待して鑑賞。



出ました。
久しぶりのおもてたんとちがう案件。


正しくは、、、
シチリアで実際に起きた誘拐事件から紡いだ幻想的なラブストーリー
…と公式にあらすじが記載されてます。
いやまあ間違ってはないけど、、、
ファンタジーはファンタジーでもダークなファンタジーで結構しんどい、心にのしかかってくる重い話でした。


ホラー?サスペンス?ヒューマンドラマ?ラブロマンス?
途中まで自分が見ている映画のジャンルが分からず「これ最後まで観れるかな…」と不安がよぎるも終盤一気にファンタジー×ラブロマンスに舵を切る展開。




「マフィアに誘拐され、779日に渡って監禁された挙句、絞殺され、酸で溶かされた少年、ジュゼッペ・ディ・マッテオにこの作品を捧げる」

エンドロール前に登場する説明文。
内容があまりに衝撃的過ぎて感情吹っ飛んだ。
(そしてあのシーンやっぱり溶かされたやつだったのか…と改めてゾクッとした。。)


どうやらジュゼッペの悲劇は本当に起きた出来事で、主人公ルナを始めとした周辺の部分は創作のよう。
故人の人生を勝手に脚色して映画化するなんて…と、一歩間違えれば不謹慎と取れなくもない随分思い切った脚本だが、別にジュゼッペの品位を落とすような話ではないし、むしろ彼にもこんな素敵な出会い、人生があったと信じたい!せめて映画の中で幸せになってくれ!!という製作陣の願いが込められているのかも。そのへんはタランティーノみたい。


と考えると素敵やん…な作品だが、実際エンドロール後にこの感想を抱いたわけではない。
むしろいまいち没入も感情移入も無いまま終わりを迎えたのでモヤモヤとした違和感が残った。
そこで出会った下記URLの素晴らしいレビューを読んで、やっぱり自分は製作陣へのリスペクトが足りないのかな~と痛感。あと感性も想像力も無いな😂

https://gamp-ameblo-jp.cdn.ampproject.org/v/s/gamp.ameblo.jp/moji-taro/entry-12432539471.html?amp_js_v=a6&amp_gsa=1&usqp=mq331AQHKAFQArABIA%3D%3D#aoh=16023370387417&referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&amp_tf=%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%3A%20%251%24s



評価低めですが、、
私の評価基準は 好み に依るところが大きく、本作も多分映画としては出来が良いのだろうし(少なくともペラ糸よりは断然上質で洗練された脚本だと思う何度も貶してごめんなさいね)、他の映画には無い雰囲気や魅力があるとは思うのだが、結局最後は 好みじゃない 、フィーリングで合わないという事に尽きる。
平均点下げてしまい申し訳ございません。。



▼その他所感
・気持ちちょびっとゼンデイヤ風情漂う主人公の女の子、結構好きかも。友達もいい子だった。

・母親の焼きリンゴを犬にも食わさん言うて捨てるお父さん好き。

・サウナ入ってる母親のおつぱいわざわざ映さなくていいです。

#こんなところにドラゴンボール
わたもち

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