シシリアン・ゴースト・ストーリーの作品情報・感想・評価・動画配信 - 3ページ目

「シシリアン・ゴースト・ストーリー」に投稿された感想・評価

ine

ineの感想・評価

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題名が気になって、この物語はいったいなんなんだって思いながら見続けて、そうだったのかってなったあと、その場で少し動けなかった、
現実と夢が交差しながら詩的な映像が流れていく、、最後の最後にこの話はなんなのかということがわかる、、物語の中に浸ってると思いきや一気に現実が立ち現れて、少年に捧げられた物語、追悼であることがわかる、、お告げが現れる、夢と現実が交差するときに鳴る不思議な機械音はなんなのか、、夢と現実の狭間でまどろんでる不思議な世界に居るとき、自然がより一層身近になる、宗教的なテーマ性もある、、冒頭とラストが洞窟のような地下室でつながる、そこには梟もいる、水がある、回帰する現象のような、、モールス信号に親友が気づいて、助けに行くと、少年のゴーストがいて泣ける、、ラスト近くで大人になった少女が少年の写真とともに眠ってるシーンが一瞬入ることで、少年は助からなかったことが想像されるが、あの段階でこのシーンを入れてくるというなかなか練られた演出、、、最近の映画で何となく思うのは、ある事柄が動いている日常の中で、まったく人為の及ばぬもの(自然、災害他)が並走して同時的に起きてるということ、、ラストのラスト少年の遺物が川に捨てられ、それが海に戻って樹木になっていて、そこから回復した少女に連続していく、少女が浜辺の向こうに少年のような残像を観て、微笑んで、映画はおわる、、
plantseeds

plantseedsの感想・評価

3.7
終始幻想的な美しさと、それと相反する暗さが共存していく作品。

実際の事件をもとに描かれている作品。
この事件の詳細が最後にくるのですが、観る者打ちのめすその出来事。
どういう事件だったかはきっとググれば出てて来ると思うのですが、この作品を通してこの事件を疑似体験するのとでは、感じ方は変わってくると思います。

それを、よくある社会派作品として、ド直球に描かず、
あえて、主人公のルナとジュゼッペの、二人の視点から描き、この幻想的な世界観でまとめているのは、ある種正解なのかなと思いました。

事件単体としても、ショッキングな出来事ではあるのですが、
二人の関係性を通してこの事件を見つめると、
異様なまでに、その事実がエモーショナルに自分の中に迫ってくる。
この、「エモ度」が全然変わってきます。

行方不明になったジュゼッペを、純粋な思いで探すルナ。
周囲の大人たちは、何でも知ったような口で、知らないふりをかまし続け、事件などそもそもなかったのだと、取り合おうともしない。

個人的にはここが1番の胸くそで、
自分の保身にしか興味がない大人。自分は関わりたくないと、知ったかをかまし続ける大人。

世の中を上手く渡り歩くにはそういう、「建前」や「忖度」といった要素がついて回るのはしょうがないのかもしれませんが。
今作を見ていて、そういった、「自分は関係ない・知らない」という態度を、見つめなおすきっかけにもなったかなと思います。
すごい脚本。
絵で言うなら印象派みたい。

ひとつのテーマに対して作り手が伝えたい様々なことと描きたい様々なもの、作り手にだけ見えているもの、その観せ方。
こんなテーマでこういうまとめ上げ方って他にあっただろうか。
やろうと思ってできるだろうか。

ワンシーンごとに、ストーリーが進むごとに、様々なことを思わせられる。
いろんな意味でとても危ういものを危ういまま調和させている。
美しい、だけでは言い表せない複雑さ。
なのに手触りはいい。

ラストは穏やかなシーンなのに自分でも理由がよくわからないままザワザワドキドキしながら見てた。

凄く、穏やかな衝撃。
(そのままじゃ受け取る気にもなれないから心理的にテクニカルな意図もあるだろうけど)

ボディブロー系で後からもっと好きになるかも。

いや、うん、好きだわ。

このレビューはネタバレを含みます

ラブストーリーでもファンタジーでもない事実とフィクションの溶けあう作品。

青春でありながら、誰もこんな青春を過ごしたいとは思わない青春。

ほろ苦い。いや、苦い?いや、辛いよ。

若さという強さと弱さ。

この手の作品は見るスタンスをわかってないとつまらなくなったり、感じれなかったりするから、ネタバレ見たほうがいいのかな?とか思ってしまう。
何度も見たくなる内容でもないし、難しいな。美しい描写や精神世界が救いだという人もいるだろうけれど、だからこそ、残酷に映る気もする。
今じゃなかった感が個人的にはあるなー
なほ

なほの感想・評価

3.4
ジュゼッペ事件の事を調べてからの観賞だったが、こんな描き方で良かったんだろうか。ルナの直向きな想いを大人が壊す、助けられなかった助けたかった、溶かされたジュゼッペが水中を漂うシーンは映像が美しくなければとても見ていられない。ファンタジーで良かったのかも。

このレビューはネタバレを含みます

基になったのはシチリアで起きたジョゼッペ誘拐事件だそう。
ジョゼッペの父親がシチリアのマフィアファミリーの一員で、警察に出頭してマフィアにとって不都合な内容を供述している。それを止めたいマフィアたちは「息子を誘拐すれば供述しなくなるのでは?」と考えジョゼッペを誘拐するも供述は止まらない。監禁は770日以上も続き、最後は殺されてしまう。となんともつらすぎる内容。

映画ではジョゼッペに想いを寄せるルナという女の子が登場します。行方不明になったジョゼッペを探すルナに大人たちは一切手をかしてくれないのが見ていてもどかしすぎる、、

実際の事件でも、最期は首を絞められて遺体は酸で溶かされたそうですが、現実同様映画でも救いはないけどめぐりめぐってジョゼッペが帰りたかった場所に帰ることが出来ていたので、悲しいながらもある意味救いのある終わり方だったんでしょうか・・・
さき

さきの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

幻想と現実、少年と少女
せめて夢の中でも会いたい
深く遠い愛
まるで深く広い海のなかで
小さな小さな💍を探すような
途方もない旅路
重力に逆らえず無力感が落ちて行く

死の淵に近づくことでジュゼッペに会おうとしたルナ、現実はどうかわからない
でもあの瞬間ルナはジュゼッペに会えたんだ、そう思いたいしそうだと思う。
シチリアの光と闇
反社に目を背けてはいけない

どうにも例えがたい繊細な心の動きや気持ちを海や梟や自然や絵や、、、色んなとこにまるでピースのように散りばめられていて心を鷲掴みにされた。

忘れない🤲祈
自分には合いませんでした。「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」的な印象。会話少な目で演出で見せる、的な映画は苦手。
しみず

しみずの感想・評価

3.3

ジュゼッペはこんなんで報われるんか。

ちょいと美化されていないかい。
美しい映像やら平和なシーンばかり
だらだらと映して観やすくしている
だけみたいだなあ。

そりゃ美しかったけどずんときた
とかゆうて明日にでもそんな事件
忘れちゃうようなお客さんから
は高評価なんだろうけど。