えびちゃん

チャンブラにてのえびちゃんのレビュー・感想・評価

チャンブラにて(2017年製作の映画)
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ロマの少年が大人になるお話。
彼らはスラム街で暮らしていて定職もない。あちこちから窃盗をし、その売却したお金が収入源。子どもたちは幼児期から喫煙飲酒が当たり前。
主人公のピオ(14)もそんな環境で生まれ育つ。学校へは行かない。スマホは持っているけど字は読めない。
一人前の男になるには窃盗を成功させ、女性経験をすること。
当たり前のように自らの境遇を受け入れて生きていくしかない絶望的な未来。
ところどころドラマティックな展開が差し込まれるので飽きずには観られるかと思います。おじいちゃんと馬は美しかった。

最近、育った環境や教育って本当に大事だなと思う出来事がちょこちょこあったけど、本作はその思いをさらに強くしました。

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正直、地獄のような2時間だった。
手持ちで撮影しているのかずっと映像はブレ続け、ショットの切り替わりも多い。自分もそこにいるかのような演出なのか発言者にフォーカスするから会話の早い部分は目が回る。15分で無理だった。頭痛と吐き気でその後は何度も目線を下に落として休みながら乗り切った。
音響も大音量、高音から低音までとにかく拾う。極め付けのEDM😇ご丁寧に何度も。
映像酔いしやすい人は心の底からお勧めしません。
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