ベべべっち

ザ・プレイス 運命の交差点のベべべっちのレビュー・感想・評価

3.3
『the place』というカフェの奥に居座る男

これは渋いワンシチュエーション映画だった。
高評価の人は中々の映画通だと思う。

終始、カフェの奥に陣取る男しか映らない作品で、色んな人が彼の元に相談しに来る画の繰り返し。
男についての細かい説明や、相談の内容の回想的な映像もなし。まさにワンシチュエーション。

冒頭のあたりは、相談者に対する男の提言の内容がぶっ飛びすぎてて前のめりになる。
血が出るまで暴行しろ、女の子を殺せ、爆弾を仕掛けろ、妊娠しろ、強盗しろ、女を犯せだの…
常軌を逸する指示ばかり。

そして誰もが予想する通り、相談者同士が交差し始める。
ここで、より深く作品に入り込めたら良かったのだけど、、
「でしょーね💦」という感じであまり入り込めず。

徐々に相談者たちの真の願っているものが明らかになってきたり、交差することによっての展開が繰り広げられてくる(らしい)。
でも、この段階で入り込めていないので、ずっとカフェの男の顔だけを見ているだけの状態。
もはや、この男が食べているものや飲んでいるものに興味が湧いてくる始末。
メニューにも限りがあるだろうと…💦

カフェ男と相談者以外の唯一の登場人物が店員の色っぽいお姉さん。
胸の谷間がチラチラ見えてるカフェ店員なんて見たことないし…🤭とか思ってた。

店員のお姉さんが主人公にとっても、自分にとっても救いでした。笑