いち麦

ザ・プレイス 運命の交差点のいち麦のレビュー・感想・評価

5.0
イタリア映画祭2018にて鑑賞。一つの考えに囚われてしまう人間の愚かさと、経験や考え方一つでいとも簡単にそこから抜け出すことも出来る人間のしなやかさ。凝りに凝ったプロットで人間の二面性を同時に俯瞰する巧みな脚本に唸る。修羅場の映像なく対話劇で通し切った地味な作品だが、依頼人其々の人間味が頭を擡げ、どう転がっていくのか予断を許さず惹きつける。彼自身が何故こんな“任務”に携わっていたのか窺わせるラストの余韻も素晴らしい。