sally

ザ・プレイス 運命の交差点のsallyのレビュー・感想・評価

4.7
「自分が信じている以上の力がある」
「神を信じる?」
「皆の中に1人いる」
「詳細を信じる」
「誰の味方だ?」
「俺は俺の味方だ」
「不可能はない、複雑なだけだ」

あるカフェで交差する運命。

決めるのも行動するのも自分。
誰かの幸福には誰かの不幸が、
誰かの欲望には誰かの代償が。
すべての願いは叶えられない。
心の中の悪魔が顔を出す。

神のような、悪魔のような男のアドバイス。
分厚い黒い手帳が、
聖書にもデスノートにも見える。

究極のワンシーン映画だった。
前作に引き続き、素晴らしい脚本。

世界は決して平等ではないし、
結局のところ不条理なものなのだ。

自分を変えられるのは自分だけ。
他人が与えられるのはきっかけだけ。
目的は変わっていくかもしれないし、
自分の力ではどうにもならないこともある。

誰かと話をすること。
その会話がきっかけになり、
様々なことが変わっていくこと。
だから人は相談をするのだ。

ラストシーンがセンスに溢れていた。
絶妙に答えがない感じと余韻。
とても好きな映画でした◎
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