ザ・プレイス 運命の交差点の作品情報・感想・評価

上映館(4館)

「ザ・プレイス 運命の交差点」に投稿された感想・評価

観客の想像にお任せしまくる割り切った構成が面白いと思うものの、全編会話劇なので快眠体質ワイには耐えられず無事死亡
原作本とかあったら読んでみたい
あと終盤の小粋なお土産カウンターで草生えました
レストランの常客の謎めいた男性。彼は他人の望みをかなえることが出来る、ただし悪事をなすことと引き換えに。望みをかなえたい人物は複数登場するので、これはそれぞれの望みと他人の悪事が相互に関係しているのかなと思いつつ見ていくのですが、そういう風でもなさそうで…。レストランでの男性と依頼人たちの会話のみで話は進み、全体像が見えないことから話に引き込まれるしかけは良かったです。「世にも奇妙な物語」に使えそうな設定。

後半の男性二人の区別がつきづらく、ちょっと分かりづらいのとテンポが遅く感じたことが、残念。全体として、もっと予想外のエンドを見せてくれれば良かったと思います。自分はあまり響きませんでした。修道女キアラを演じたアルバ・ロルバケル、菅野美穂的で綺麗でした。
言葉や態度、その人の雰囲気で他人の人生を変えられる…
nonchan

nonchanの感想・評価

3.3
ローマにあるカフェ「ザ・プレイス」に居座る謎の男。
彼の元に訪れる人生に迷った9人の相談者との会話のみで展開するワンシュチュエーションドラマは、交差していく運命に次第にドキドキが増して行ったけど。😓
序盤は何度も記憶が飛んだ。😪
コレは映画じゃなく、舞台向けよね。😓
「欲望の代償は、他人の運命」
tetsu0615

tetsu0615の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わったあとから、この映画について幾度となく考えてしまう映画だった。
なかなか自分の考えがまとまらないので、端的な感想だけでも書いておこう。

カフェ"ザ プレイス"に佇む謎の男。彼と契約し任務を果たせば、願いが叶うらしい。そんな彼に様々な願いを持った者たちがやってくる。

「病気の息子を救いたい」

「夫との関係を回復させたい」

「アルツハイマーの夫を戻したい」

「美人になりたい」

「視力を回復させたい」等々…そんな彼らに男が課す任務は

「見ず知らずの少女を殺せ」

「知らないカップルを破局させろ」

「爆弾を仕掛けろ」

「強盗をしろ」

「女を犯せ」等々…そんな見ず知らずの他人を巻き込む無謀な要求に臨む彼らの運命が時に交わりながらも、全く彼らの動向は描かれず、カフェでの男との会話という「報告」のみで映し出される人生を巡る人間ドラマ

自らの欲望を叶えるために他人の運命を変える必要があるー彼らは初めは葛藤するものの、自らの願い・欲望のために行動を開始する…
人間の欲望、それに他者を犠牲にしてでもかまわないという人間の業を描いたような本作だが、これは「選択」と「人生」そして我々の物語ではないだろうか?

謎の男に与えられた願いを叶えるための任務。それを実行するのを「選択」したのは彼ら自身だ。それに伴い、自らのそして他者の人生が変化していく…
これは我々の人生-まあ願いを叶えてくれる謎の男はいないが-にも言えることではないか?

百貨店で買い物をしたい。その欲のため店員を呼ぶ。それは店員の時間を(意地悪な言い方をすれば)奪うということだーつまり我々の日常にも欲望の対価に他者の運命を変えているかもしれない場面はある。(例えとして合ってるか微妙だが笑)

そんな誰の人生にもある場面を、"謎の男"と"願いを叶えるための任務"というスパイスでミステリアスに味付けした映画であり、それをカフェのほんの片隅の会話だけで表現するというウィットな作品ではないだろうか?

その"謎の男"の正体は分からないままだ。
彼が任務を与えた彼らの辿る運命は様々だ。任務の果てに願いにたどり着いたのにも関わらず思ってもみない結末を迎える者も多く…
"謎の男"は少しばかり運命の行く末を
見ることが出来るようだ。
契約した彼らを時に巡り会わせたりしながら、彼らの報告を聞く男だが彼の見えない運命にたどり着く彼らに時として絶望しているようにも見える。

そんな"謎の男"が表しているのは"人生はままならない"ということなのかもしれない。

願いとそれに伴う代償ーそれが見えている特殊な男。そんな彼が導いた彼らですら思いがけない結末を迎えるー

終盤、店の"アンジェラ"という女性と話す男。「もうこの任に疲れたよ」と語る彼にアンジェラはー

ラストカット、残された彼の手帳と燃える紙(任務を終えた人の手帳を彼は燃やしていく)
彼もまた、新たな選択をしたのだろうかー

なかなか頭から離れない不思議な魅力を放つ映画だ


ちなみに、もっと長ったらしいバージョンのレビューもあります笑
まだまだ考える余地のありそうな作品なのでまた日にちを置きながらレビューをアップデートしていこうかな
相談者の相談の方向性が、大体同じなので(自分の願いを叶えるために、他人を傷つけろと言われ、ほぼ皆が従う)、なんか腑に落ちない。その結果はどう考えたって、「その報いを受けました…」になるに決まっているではないか?!
アンジェラ

カフェの奥のテーブルに
開けられた手帳
その中に綴られる言葉に
広がり絡まる光と闇

灰皿で燃える炎は
人の苦しみを背負ってきた男の安らぎ
イガコ

イガコの感想・評価

3.4
1軒のカフェにいるひとりの男
(無茶な条件と引換えに願いを叶えてくれる)を
訪ねて現れる、老若男女。
はじめはできない言い訳ばかりを言う相談者たちが
徐々に決意を固め、その先の意志を持ち、暴走。
男の想定外の行動へと進み、運命の歯車が狂いだす。

完全、舞台向きの作品。
小劇場でやったら、緊張感もあって面白いと思う。
映画はちょっとBGMに頼りすぎたかな。

「幸福なラザロ」でも主要な役で出演していた
アルバ・ロルヴァケル(「幸福なラザロ」の監督の姉)が好演です。
男は神の使い?でも力が中途半端。
だから、酷いことを言っておきながら、自分も苦悩しているようにみえる。
なかなか理解が難しい。
最後の老婦人の巻き返しはドキッとした。
カフェ「ザ・プレイス」の一角に一日中陣取り相談者に様々な課題や試練を与える男。

相談者の中には親子がいたり恋人がいたりと徐々にややこしくなっていきます。
観てる方も誰が誰と繋がって…混乱しそうでした。

そんな中カフェの女が男に興味を持ちアプローチ。始めは打ち解けれなかった2人が段々と心を開き始めます。
ラストはホッとしました。

CINEX
2019年劇場鑑賞 29本目
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