Aya

エマの瞳のAyaのレビュー・感想・評価

エマの瞳(2017年製作の映画)
3.4
#twcn

ぶっちゃけ余計なことしやがって!って感じですね。

アイツもっと不幸になればいいのに・・・。

同棲準備中の彼女がいるのに、人妻と浮気という俺たちが想像しやすいイタリア伊達男のテオ。
父親の葬式にも帰らず不仲のよう。

ある日、コミュニティセンターみたいなとこで目の見えない人の光のない体験で出会った、視覚障害のあるバツイチのエマという女にまで手を出そうとする・・・。

すげえ、その打つ姿勢、広告マンなので仕事もバリバリこなし、バイクを乗り回すのと同じくらい器用に3人の女を乗り回すテオには頭が下がります。

でもどんどんエマに入れあげて・・・ってよくある話・・・。

このテオっておっさんがめちゃくちゃアクティブなんだ!
3人の女と付き合いながらあの生活水準と仕事維持できるって相当この人出来る人やと思うんですけどクズですよね。

彼女に「あなたはクズで私はバカね!」って罵られるんですけど、なんていい台詞!と思った。
機会があれば使いますね!

主人公はこのおっさんの方なんですけど、エマこんな男と付き合っても絶対別れるし、別れなくても浮気でずっと苦労し続けるよ!!

エマは結構イケてる女テイストで扱われるのですが、私があの弱視のイケてないルームメイトでもやめときなさい!!って言うから!!

エマはオステオパシーというカイロとマッサージの間、みたいな治療師なんですけど、フランス語ができるので同じように視覚障害のある女子高生にフランス語を教えてたり、日曜は野球行ったりテオと同じくらいアクティブな人なんですね。

だからテオとエマは気もよく合う。
でも絶対別れるって!!

で、エマがフランス語を教えるこの女子高生は目の見えない自分に憤り白杖も持ち歩かないくせにお母さんに反抗的なザ・思春期なのですが、エマがちょうど目が見えなくなった時期と重なり・・・。

というよくある話ながらも、サラッと見れて、テオ、まじありえへんし!というツッコミまくりの映画でした。
良いですよ。


日本語字幕:林 みわ
Aya

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