メガネガティヴ

教誨師のメガネガティヴのレビュー・感想・評価

教誨師(2018年製作の映画)
4.3
#twcn #cinemactif
ー 生きる意味とは ー
映画の9割が教誨師とや死刑囚の会話劇。
しかもほぼ劇伴なし。
映画として破綻してしまう危うい設定にも関わらず、最後まで魅せるのは、大杉漣を始めとする役者陣の力なのか?
役者として演じているのか、その人自身なのか観ていて分からなくなる。
特に大量殺人者・高宮を演じた玉置玲央さんの演技は衝撃を受けた。
ラストの大杉漣の遠ざかる背中が、永遠の別れのような気がしてグッときた。
もし、僕が死刑囚になったら大杉漣さんに教誨をして欲しいなーと思いながら劇場を後にした。
それにしても、死刑制度って歪な制度だなー。
2018年117本目