さっこ

教誨師のさっこのレビュー・感想・評価

教誨師(2018年製作の映画)
4.5
この作品はちょっと語れない。
素晴らしい作品です。
自分としては、
教誨師、佐伯が身勝手な殺人犯間宮に対して言い放つ言葉に深く感じ入りました。
でもちょっと踏み込んで語るのはやめておきます。

じわじわと拡大上映されてる感じなんでしょうか。
決して都会ではないのに藤枝シネプレーゴでも上映されて、ありがたかった。

ほとんど死刑囚との対話シーンなんだけどあとで114分もある映画だってわかって驚いたくらいあっという間に感じました。
役者の方たちの演技がまたすごい。
もしお近くで上映されてるようならオススメなんで観てください。



割と穏当に佐伯とやりとりしていた光石研演じるヤクザの組長吉田。
彼は実はものすごく死刑になることに怯えているんだが、
観た人はわかる通り
「なんで言わないんだよ!」
って怒鳴るシーンがありますよね。

あれが不良の汚さなんだな…
って思った。
気のいいところのある人物で教誨師との対話を楽しんでいるし、教誨師佐伯を好いている。
しかし、心の奥では突き放してるんだよね。
こいつはオレの発言を告げ口するはずだ!って。
さっこ

さっこ