教誨師のtamateboのレビュー・感想・評価

劇映画の会話なんて、よくこんな当意即妙に気の利いた言葉が出てくるなと思うわけだけど、それは台本があるからで、現実はそんなことはなくて、でもこの映画の大杉漣は結構言葉に詰まってしまっている。対峙する相手によって自分の態度も全然違うものになってしまっている。こういうところが生々しい。永遠に室内から出ないのでは、と思っていると…外に出てみたもののそこも何かの中なのでした。