Kaoru

ラジオフレッチャのKaoruのレビュー・感想・評価

ラジオフレッチャ(1998年製作の映画)
4.0
イタリア映画祭にて鑑賞。

70年代を描く作品。その時代に生きていなくも、キュンキュンきてしまう。"青春"ってやつは形が違えども質量自体は今も昔もひとつも変わらないからなんだと思う。

アタシの大好きな映画のひとつに『さらば青春の光』があって、この作品はまさにそれを彷彿させるものだったわ。

映画を観たあとにいつまでも主人公や登場人物が頭を離れないでいる映画ってのがあって、まさにそんな作品だと思う。

この作品は主人公フレッチャを友達のブルーノの目線で語られているスタンドバイミー方式ってところがいい。

若いが故に、そして未熟な故に時にいき過ぎてしまう、それが青春なのだけれど、気付いたら失ったものも沢山。様々な失敗があるから人として深みのあるオトナになれるんだろうなって思う。
必ず人は成長していくものだから今が辛くても安心して若者よ、みたいなメッセージを勝手に受け取ったわ。
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