ホン・サンス作品4本目。
今回はいつもよりちょっとだけ動きが多い気がします。映画祭のカンヌが舞台なだけに街がにぎやかか。それでもことさら異国情緒が強調されるわけでもなくやっぱりマイペースに進みます。
ユペールさん、そこそこいってて華奢ですが貫録というか華が感じられます。
キム・ミニさんも長回しで負けてない。むしろホームゲームの余裕みたいなものを感じました。
相変わらずのミニマムな世界で、時にはすっとぼけて時には意表ついて、長回しで変なクローズアップで、なにかしら反復してて、やっぱりオトコがダメなやつですが、どういうわけか観てると落ち着く。上映時間短くてもう終わっちゃうのって感じですが、ラストとか、切れがありました。
これでしばらく新しいのがないと思うとちょっとロスです。