『とっつぁんよ永遠に』
シーアンの内戦に公安が介入した事件を受けて外交問題にならないように外務省は公安との連携をとれるようにと人材交流として外務省の人間が出向してきた。しかし、それは表向きのことで実は元軍人である須郷を外務省にスカウトするために出向してきたのだった...
劇場版3部作の第2作目。
今回は須郷と征陸がメインのストーリーとなってる。
時系列としては劇場版の1作目(シーアン内戦)の直後の話として始まるのだが須郷が公安に入るキッカケになる事件を描くのがメインストーリー。
なのでメインストーリーはTVアニメ一期の時間軸として描かれているという文章にするとややこしくなるw
なので宜野座と征陸は関係がこじれた状態。
今回の3部作は主役が入れ替わる。
1本目は霜月・宜野座。2本目は須郷・征陸。3本目は狡噛。という形なのだが、これが少し失敗してる。
興収を意識して人気である霜月・宜野座から公開したんだろうが。今作の須郷・征陸から公開した方が宜野座との関係が変わったのが色濃く印象に残るからだ。
それが少し残念だったが劇中で征陸の台詞の一つひとつが有本さんの遺作になったのが繋がってるようで泣けてきた。
あのシーンを観るためにだけでも有本さんファンは観に行くことをオススメしたい。
ストーリーに関してはお世辞にも称賛できる内容ではなかった。
完全に内容が劇場版パトレイバー2のままだった。あの戦車どこかでと思ったら、そのまま過ぎて内容まで一緒かよとなった。
まぁ、今のままでもP2が通用するのが証明された形になったw
1期のメンバーが久しぶりに動いてるのは良かった。
エンドクレジットに追悼メッセージが入ってれば良かったのだが、あまりにも突然の訃報だったので間に合わなかったのだろう。そこは残念だった。
有本欽隆さんのご冥福をお祈りいたします。